「ど根性アコウの木」のお引越し

去る8/22(月)
照り付ける陽射しのなか、建物の解体に伴い
長年親しまれてきた「ど根性アコウの木」の引っ越し作業が行われました。

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「ど根性アコウの木」をご存じない方に向けて少し
枕崎市漁協の製氷工場だった建物は、35年ほど前に操業を停止しました。
その後、鳥の糞と共に屋上に排出された種はわずかに堆積した土から芽を出します。
アコウの木は岩や露頭などに沢山の気根(地上茎から出た根で、おもに呼吸や空気中からの水分収集や排出をする役目がある)を貼りつかせて成長します。
屋上から雨どいを伝って地上へ達した気根は約10m
屋上から芽吹いた樹の高さは2m強

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そのど根性ぶりは、テレビ朝日の人気番組「ナニコレ珍百景」で全国に放映され、
見事珍百景1708番として登録され話題となりました。

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この日は屋上に造園の専門家が上がり、枝を確かめながら切り分けていきました。
作業は高所で行われ、道路封鎖等も行われていないため、
クレーン技術者と作業者は細心の注意を払いながらの作業となります。
全ての作業が終わるのに1時間ほど要したでしょうか。

しかし、アコウの木がここまで成長するのにかかった時間
海岸通りに出る信号待ちで、いつもなんとなく見上げては眺めたその時間と比べると、
あっけなくその姿を消したように感じられました。

しばし感傷に浸った翌日は移植先となる木口屋集落の広場へ向かいます。
木口屋は枕崎市内では北部の山間の集落です。
ここは、NPO法人・子育てふれあいグループ「自然花」さんの本拠地で
子供たちが思い切り遊べるツリーハウスや大きなブランコがあります。

解体したビルの持ち主である漁協の提案でこの広場付近に移植が決まりました。

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この場所で1~2年養生したのち、市内各所へ定植される予定です。
巨木へと成長し、人々が憩う影を提供するまでには、まだまだ長い月日が必要です。
しかし解体と共に廃棄されるのではなく
市民や企業が命を繋げる試みを続けた結果に、心安らぐ思いでした。

自然花でしっかりと根を張り、旅立つその日がとても楽しみです。
定植される際には再び当協会ホームページ「まく旅」でお知らせいたします!

 

 

 





 


投稿者 枕崎市観光協会

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